オイディプス王

TOONすみっこ演劇くらぶseason2 ショーイング
『オイディプス王』

作=ソポクレス
構成・演出=大瀬戸正宗(東温市地域おこし協力隊/片隅企画)

2025年7月13日
東温アートヴィレッジセンター アトリエNEST

出演

和泉元守 高橋かをり 堀内真由美 森健
大原向日葵 豊永彩理乃 木村波音(東温市地域おこし協力隊) 尾﨑海斗(片隅企画)

スタッフ

照明|中村友惟(東温市地域おこし協力隊)
音響・演出助手・宣伝美術|福島優菜(片隅企画)
舞台美術|大瀬戸正宗
舞台監督|中村智和(なむペン)
制作|片隅企画

[主催]大瀬戸正宗(東温市地域おこし協力隊)
[共催]東温アートヴィレッジセンター 片隅企画

作品概要

「ああ、これで何もかも明らかになった。光よ、もはやおまえを目にはすまい。」

古代ギリシャ・コリントスの王子オイディプスが受けた「父を殺して母と交わるだろう」という忌まわしき予言。
その予言から逃げるためコリントスから離れたオイディプスは、怪物スフィンクスから民を救い、
テーバイの王となり、前王の妃イカステを自らの妃とした。
平穏も束の間、テーバイに広まった恐ろしい疫病をきっかけに、オイディプスの出生に秘められた悲しき真実が明らかになっていく…

当日パンフレットコメント(大瀬戸)

突然ですが、エディプスコンプレックスという言葉をご存知でしょうか?
心理学者のフロイトが、まさに今回上演する「オイディプス王」から名付けた概念のことで、男の子が異性の親=母親に強い好意を抱き、母親を手に入れたい感情から、同性の親=父親に敵意や対抗心を抱くという3~6 歳の時期に見られる本能的無意識の心理状態のことを言います。戯曲でいうとシェイクスピアの『ハムレット』、アニメ作品で言うと『エヴァンゲリオン』などもエディプスコンプレックスの例として挙げられることがあるそうです。
これらはあくまで一つの例でありますが、そこまでドラマティックでなくとも私たちは日々、自己実現・恋愛・子育て・生活など、様々な場面で人間の「本能」と共存し、ある時は翻弄され、葛藤を繰り返しています。
この作品は、運命に抗えない人間を描いた作品かと解釈していましたが、それだけではないかもしれません。創作を通して、「自分を理解する」ことと人生の中でどう向き合っていくかを考えました。そもそも自己理解することが正しいことなのか、ということです。大学時代、就活ガイダンスで自分のことを分析しよう! と何度も言われましたが(結局エントリーシート、一度も書きませんでしたが(笑))、自分を理解することが100% 幸せにつながるかと言うと、そこはよくわからないなあ、と今は思います。
様々な年代で様々な経験を持つ今回のメンバーがこの戯曲を口に出し、身体で表現する、ということに取り組んでくれたことが私にこの作品に対する新たな視点や理解を与えてくれたように感じます。この短い期間で私と一緒にギリシャ悲劇という壮大な戯曲に向き合ってくれた皆様には感謝しかありません。第一回に続き、充実した環境で演劇に取り組むことができ、ありがたい限りです。簡単なショーイングとしての発表ではありますが、楽しんでいただけますと幸いです。
本日はご来場いただきありがとうございます。
演出 大瀬戸正宗

公演概要はこちら≫

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