1|演劇ユニット立ち上げのご挨拶

初めまして。香川県で演劇をやっています、大瀬戸正宗と申します。
ユニットとして作品を初めて発表してから早5ヶ月ほど経ちましたが、今更ながら活動開始のごあいさつのようなことをさせていただければと思います。

片隅企画は、舞台作品をジャンルや形態問わず色々やってみたいというところからスタートした演劇ユニット?のようなものです。劇作家演出家などを固定せず、メンバーの企画持ち込みで、毎回出演者やスタッフの変わるプロデュース形式で公演を打ちたいなあと思っています。
旗揚げ自体は実は2020年くらいからしていたのですが、例の感染症もあり、私自身も公演が続き、なかなか身動きできないまま今に至り…

いよいよこの度、次回公演の情報公開に併せて、第1回目のブログを公開させていただきます!

劇団ロゴ?こんな感じです。

初回なので、ちょっとだけ長めに書かせていただきたいと思います。重要なご報告は終わりまして、あとは雑感みたいなものです。よろしければお付き合いください…

「片隅企画」というのは、はじめは私自身が隅っこが好きだという理由だけだったんですけど、演劇って世の中の片隅での表現だよなあって思うと自分で妙に納得しちゃって、なんとなーくでつけた名前です。
いまでは配信だったりとどこでも楽しめることが多くなってきた演劇ですが、この世界のどこかで(小さい規模だと)たった何十人に観てもらうためだけに創作するなんて、超片隅の表現だと思うんです。
小劇場演劇とかに限って言えば、市場に任せるだけじゃどうやっても採算取れないところが多い中、私自身、将来やお金のことを考え始めると何のために演劇やってんだ?と思うこともありました。
でも、なんだかんだ劇場での生の空気感が最高で、私はやっぱり演劇が好きだったんだと思いました。これは、2020年のコロナ自粛期間が明けて久しぶりに舞台を観た時に本当に強く感じました。今は、ただ好きだから、やりたいと思っています。なんだかんだそこに辿り着きました。

たまに「どんなお芝居が好きですか?」と聞かれるんですが、なかなか答えるのが難しい質問で…。前はなんとなく答えられていたような気もするんですけど、今は何というか、そもそも舞台芸術って何なんだ?というような感じになっていて。

未熟者の分際で偉そうなことを言いますが、さまざまなものに触れれば触れるほど自分が何を面白がっているかっていう線引きが曖昧になっていく感覚があって、でもそれってそんなに悪いことじゃないと思っていて、むしろその曖昧さを大切にしたいなというのがこの団体のスタート地点でもあります。自分達が何を面白がれるか。どんなことをしたら面白がってもらえるか、を大切にしたいです。そもそも、表現方法や形態の良し悪しを自分の中で決めつけてしまうと、今から出会うであろう新たなものを受け入れたり、試したりできなくなっていくような気がするんですよね。…まあ、そんな感じで、いい意味で曖昧に舞台芸術とお付き合いしていきたいと思っているわけです。

今年の7月に行った公演『命を弄ぶふたり』の舞台写真。もう年末です。早いなあ。

あと、ユニットやろう!ってなった時に、この場所を風通しの良い、純粋に人の出入りが多い集団にしたいなあと思いました。
2022年度から加入してくれたメンバーは皆、舞台について同じ目線で語り合える存在であると同時に、純粋に演劇やダンスを使ってなにかできないかということを一緒に考えてくれる仲間だと思っています。

フリーな場所で、さまざまな方とともに、舞台芸術と真っ向から向き合っていく所存です。
まだ何もわからないへっぽこなので、手探りで、少し頑張ってみたいと思います。

どうぞ、よろしくおねがいいたします。

2月に開催予定の企画です。乞うご期待です。

これ以降、メンバーの気が向いたらブログを更新していく予定です。
あと、2023年2月に実施予定の新たな企画も進んでおります。最新情報はこちらのHPとSNSで随時更新して参りますので、チェックしていただけますと幸いです!

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